10月9日火曜日に発表されたリソー教育と京進の四半期は、増収増益

 10月9日火曜日の取引時間終了後の15時30分に、首都圏地盤の個別指導塾のリソー教育(東証一部、4714)の第2四半期と近畿地方地盤の学習塾で東証二部上場の京進の第1四半期の発表が行われ、ともに増収増益の結果となりました。

 小中高向けの個別指導塾で日経QUICKニュース社の取材に対し、「所得拡大促進税制」適用の効果があったと回答していた東京個別指導学院(東証一部、4745)も、10月3日に発表した第2四半期が増収増益となる一方で、同じ個別指導塾の明光ネットワーク(東証一部、4668)は7月30日に8月決算業績を対前年同期比で減収減益に下方修正発表をしており、このところ個別指導塾や学習塾の運営会社の明暗が分かれています。

 加えて、小学校における英語の科目化や2021年以降にセンター試験に代わって導入される大学入学共通試験において4技能(読む・聞く・話す・書く)を評価するなどの今後の大学入試改革も業績に少なからず影響しているようです。

 リソー教育の連結第2四半期実績(会計期間は3月1日から8月31日)は、売上高が118億8百、営業利益9億73百、経常利益9億73百、親会社株主に帰属する四半期純利益が5億80百となりました。対前年同期比で売上高は9.2%増加、営業利益が34.9%増、経常利益が34.9%増、親会社株主に帰属する四半期純利益は15.3%増と、前年より伸び率も上昇となりました。なお、リソー教育の場合は基本的に講習会授業を実施する第2、第4四半期は業績が大きく膨らむ季節要因があるようです。

 主力で個別指導塾のTOMAS事業では6校の新規開校、名門会事業ではTOMASが展開する1都3県以外での個別指導塾「TOMEIKAI」の2校開校、名門小学校・幼稚園受験指導の伸芽会と長期英才託児事業及び学童事業の伸芽’Sクラブの在籍生徒数の伸びが寄与したようです。

 またリソー教育は、連結第2四半期実績発表と同時に通期業績予想の上方修正を行い、売上高247億円、営業利益27億10百万、経常利益27億円、親会社株主に帰属する四半期純利益16億円と業績予想を変更しています。

 一方の京進も対前年同期比で売上高が10.0%増、営業利益は45.6%増、経常利益が48.5%増、親会社株主に帰属する四半期純利益が31.5%増となっており、連結第1四半期実績(会計期間は6月1日から8月31日)は、売上高50億90百万、営業利益は4億15百万、経常利益が4億20百万、親会社株主に帰属する四半期純利益は31.5%増となり、対前年同期と比べて、売上高の伸びは鈍化する一方で利益が40%台から30%台の増加となりました。

 事業別では、学習指導塾事業と日本語学校や英会話事業などの語学関連事業が増収増益となる一方で、保育・介護事業は、売上高増加の一方で、春に15園の保育園の開園や介護事業での人員配置も行ったために赤字拡大となりました。

 京進は第1四半期業績発表とともに、50万株かつ5億円を上限とする自社株買いを発表したこともあり、10日の株価は前日比150円高となる1019円でのストップ高比例配分となりました。お金を借りる 金利が安い